2009年5月25日月曜日

インプラントの素材

歯科で行われているインプラントとは、歯を虫歯や歯周病、外傷などで失った場合に、義歯が簡単には外れてこないように、骨に直接維持を求めた人工の歯(人工歯根)のことを言います。また、インプラント表面にハイドロキシアパタイトをコーティングしたタイプの物もあります。

形はネジのような形や、シリンダー状、歯の根のように先に行く程細くなった形などです。インプラントの表面は昔は機械研摩してあるタイプが主流でした、現在では、粗造な表面構造で骨との結合(オッセオインテグレーション)が得られ易いタイプが多くなってきました。

従来は歯を失った場合にはブリッジといって、なくなった歯の両隣の歯を削ってない部分の歯を作ったり、取り外しの義歯(入れ歯)を作っていましたが、ブリッジについては失った歯を作る為に両隣の歯を削ることにより、削った歯の寿命が短くなったりすることがあります。また、取り外しの入れ歯は、堅い物を咬むと痛みがあったり、咬む度に入れ歯が動いたりして、必ずしも快適な使用感が得られる訳ではありません。

主流は純チタンかチタン合金でできているタイプの物です。現代多く行われているインプラントは純チタンか、チタン合金で出来ています。


インプラントを辞書で調べると下記のような説明がありました。
インプラント 【implant】 欠損あるいは外傷を受けた部位に埋め込むために,人工的に作製した器官・組織の代替物。または,それを埋め込むこと。人工関節・義歯・腱・血管など。(三省堂提供「デイリー 新語辞典」より)

2009年5月20日水曜日

メリットとデメリット

メリット
インプラントは天然歯のように顎の骨に固定するので、違和感なく噛むことができます。噛む力は天然歯の約80%回復することができるので、固いものも噛むことができるようになります。隣の歯を削る必要がありません。見た目が天然歯に近い。良く噛めることは、全身の健康に良い影響を与えます。またブリッジでは、固定式であるため装着しても違和感がありません。人工の歯の材料を選ぶことによって、天然の歯と変わらない審美的な修復が可能です。

入れ歯の場合はブリッジでは適応できないような大きな欠損に有効です。ブリッジのように健康な歯を削らずに補うことができます。(削るかわりにバネで固定する場合もあります。)


デメリット
入れ歯の場合はバネによる隣の歯への負担が大きい。噛む力が健康な状態に比べて30~40%くらいになります。取り外して毎日手入れをする必要があります。ガタつきやすい。口の中に違和感を感じやすい。食べ物が挟まって口の中が不衛生になりやすいです。

インプラントの場合はインプラントを顎の骨に埋め込むための手術が必要です。全身の疾患がある場合には治療ができない場合があります。インプラントを維持するためには、十分な口腔衛生の管理と定期健診が必要です。
ブリッジの場合はブリッジを支え、固定するために、たとえ健康な場合でも両隣の歯を削る必要があります。支えになる歯には大きな力がかかり、将来的にその歯を失うことの原因となる場合があります。○ポンティック(ブリッジの橋の部分)の下部の歯肉との間に、食べかすがつまり、口の中が不衛生になりやすいです。また、空気がもれて発音が困難になることがあります。

2009年5月15日金曜日

インプラントの手順

噛むことにおいても、見た目においても、元の歯に近い状態にできるインプラント。しかし、歯医者さんに行ってその日のうちにできるものではありません。

インプラント治療の大まかな手順として、次の7つのステップに分けられます。 

1、初診・・・パノラマレントゲンで口腔全体を撮影します。

2、CT撮影・・・「骨が十分あるか、骨が少ないか」把握します。骨が十分ある場合は次回インプラントの埋入オペを行います。骨が少ない場合はGRBと呼ばれる骨造成の治療を先行します。事前にGRBを行うことで、オペの際の侵襲を最小限にとどめることができます。

3、インプラント埋入オペ・・・麻酔を打って、縫合まで簡単なケースで15分で終了です。

4、抜糸・・・オペの後、1週間ほど経ってから行います。

5、経過観察・・・歯肉の状態や骨とインプラントの結合状態を毎月観察します。

6、セラミック冠の型取りと装着・・・通常はオペから2~4か月後になります。

7、定期健診・・・インプラントを長持ちさせるために、かみ合わせ等のチェックをします。

2009年5月10日日曜日

インプラントの仕組み

移植してから骨が完成するまで通常4ヶ月、上顎洞の骨の場合には造成に6~8ヶ月ほどかかります。インプラント治療では、{の骨に人工歯根となる金属を埋めるだけでなく、その金属を土台にして、天然の歯と同じような人工の歯を被せます。もし土台がない人はGRB治療を受けることが可能です。

インプラントと顎の骨がしっかり結合すれば、その上に丈夫で安定した人工の歯をつけることができます。チタンは長年の臨床研究で、インプラントの素材として最も安全で、且つ顎の骨としっかり結合することが認められています。

インプラントは生体と親和性が高いチタンという金属でできています。骨造成をするには、インプラントを埋入するところに骨の移植を行うことになりますが、その際、親知らずの所から採取するのが一般的です。

GRBとは、インプラントを希望しているにも関らず、骨が少ない場合に行う骨造成の治療のことを言います。インプラント治療により、天然の歯のような見栄えだけでなく、入れ歯やブリッジでは満足することが難しかった"噛む・話す"という生活において欠かせない機能も回復できるのです。